Q1.あなたは自分の時間が増えましたか？また、時間が増えた事により新しく始めた事や習慣になった事などはありますか？
はい！ 想像以上に時間がありました。 私たちはバレエダンサーとして、情熱をもって忙しい時間を過ごしてきました。ですので、これらの恐ろしい状況は、私の体制にかなりの衝撃を与えました。
増えた時間を使い、私はたくさんのガーデニングをしてきました。ありがたいことに、お庭のある家に住んでいるので、お庭のデザインや様々な植物について学ぶ日々を過ごしています。 イギリスにおいて日本式のお庭を作るのはとても大変な事ですが、藤や竹、エイサーなどアジアの植物が好きで、育てています。

Q２.外出自粛生活を通して、あなた自身が得た新しい発想やインスピレーションなどはありましたか？
この隔離期間中、私は自分のキッチンでオンラインクラスを受講し、モチベーションを保つようにしてきました。私の所属するカンパニーはダンサーにいくつかのダンスフロアを提供しました。これにはとても感謝しています。 世界中で物凄い量のオンラインクラスが配信されており、これは本物の贈り物だと思います。様々な教師や様々なスタイルのレッスンを体験することは、この状況ならではのシチュエーションであり、かつては起こり得なかった事でしょう。 私のお気に入りのクラスは、タマラ・ロホとサンフランシスコ・バレエのオンラインクラスです。





Q3.外出自粛生活が終わったら、まず始めに何をしたいですか？
自宅での滞在が解除されたら、すぐに別の都市に住んでいる家族のところへ行きたいと思います。 甥っ子が2歳になるので、彼の誕生日パーティーに参加出来ることを願っています。 また、恐らくレストランに出かけるのは不思議な気分になる事だろうと思いますが、友達と会って、一緒に夕食を食べるのが楽しみです。 そして何よりも、広いスタジオで踊ること、大好きな仕事に戻るのが待ちきれません。

Q4.今後の活動予定、もしくはトライしてみたい事やPR したい事があれば教えてください。
未来を考えるのは少し恐い事ですが、ちゃんと自分で計画しなければならないことです。 引退後は芸術への恩返しをしたいと思います。 コーチになり、次世代のダンサーが最高の自分になるための手助けをし、願わくば、彼らの夢が実現するように刺激を与えられるようになりたいと思います。この知識と経験の積み重ねは、絶対に手離したくない事柄です。

Q5.ご自分を勇気付ける言葉、もしくは周りのバレエ関係者を勇気付ける言葉があればお書きください。
私はこの状況がすぐに終わり、これまでの犠牲はいつか価値あるものになる、と毎日自分に言い聞かせる必要があると、信じています。 そして、この一時が、多くの方にとって、大きな夢を抱くきっかけになったらと願いたい。私達はより大きな可能性を想像しなければ、自分で自分の限界を決めてしまいます。ただ待っているだけでは成功はつかめません。

Northern Ballet  Leading Soloist / Joseph Taylor
英国　ノーザンバレエ団　リーディングソリスト / ジョゼフ・タイラー
2020.6.6