Ballet Pianist > SACHIKO GOTO  from 東京

後藤幸子

Q1.あなたは自分の時間が増えましたか?また、時間が増えた事により新しく始めた事や習慣になった事などはありますか?
自分の時間が極端に増えていることはあまりないかも知れません。私は結婚をしており、年老いた愛犬もいるため、やることが意外と沢山ありますので。 もしかしたら、家にいることにより今まで以上に家庭内の仕事が増えているかも知れません。独身の方の場合と、家庭を持つ主婦とでは、やはり自分の時間というのは全く違ってくるでしょうね。 新しいことを始めたわけではなく、普段通りに朝のガーデニングの水やりお手入れから始まり、病気がちな愛犬の世話、家事仕事、会社の雑用、そして日々のストレッチ、簡単な体幹トレーニング、それが1日の基本パターンです。時折、趣味のカメラでガーデニングの写真を撮ったりして楽しんでいます。 今までと大きく変えることなく、人として当たり前の基本的な暮らしをするということを常に心掛けています。

Q2.外出自粛生活を通して、あなた自身が得た新しい発想やインスピレーションなどはありましたか?
バレエの現場に行かないことにより、頭の中はリセットされリフレッシュされているかも知れません。私の場合、毎日バレエピアノのことばかり考えていると、脳に酸素がいかなくなるような感覚になってしまうので(笑) 柔軟な発想がなくならないように、今回の自粛はロングバケーションだからリフレッシュしようと思い、敢えてピアノはしばらく弾かずにいました。 5月の連休明けに、やっとピアノに向かう気持ちになった時、今の何ともやり場のない気持ちを表したいと思い、自宅のピアノでカーペンターズの「I Need To Be In Love 〜青春の輝き〜」を弾き、SNSにアップしました。 今回のことで、人生の重要な節目となる卒業式や入学式が出来なくなってしまったお子さんや親御さんに向けて弾いたものです。嬉しいことに多くの方が共感して涙してくださり、今まで我慢して溜まっていたものを思い切り表に洗い流してくださったようでした。 人間は、時には怒り涙することがあってもよいと思うのですよね。息詰まって苦しくなってしまいますから。 その後何回か演奏映像をアップしましたが、昔の仕事場のダンサーや教師の方々から「後藤さんの演奏している姿が懐かしい。近くに感じられて嬉しい。」などと思いがけず反響がありましたので、時間を見つけてまたアップしていこうと思っています。

Q3.外出自粛生活が終わったら、まず始めに何をしたいですか?
普通にドライブやお買い物がしたいです。そしてお気に入りのお店で外食がしたいです。 3食毎日ご飯を作ることや、お弁当やテイクアウトの容器もそろそろ嫌なだと思って(笑) やはり、人と会ってお食事を楽しむことや直接空間を感じることは心の栄養にもなりますので、早くそのような日々が戻ることを願っています。

Q4.今後の活動予定、もしくはトライしてみたい事やPR したい事があれば教えてください。
制作を中断していた真家香代子さん(モナコ・プリンセス・グレース・アカデミー専属ピアニスト)の第2弾レッスンCDを完成発売する予定です。日本のバレエ界の活動状況を見守りながら、発売時期は考えていきたいと思います。 また、その後の制作や新たな活動も考えていければと思います。 そして、今まで数回開催してきました“バレエピアニストの会”の企画もしたいと思っています。日頃なかなかお会いするのが難しい同業者のバレエピアニストさん達が集まり気さくに楽しくお話する会です。今までも、ベテランの方から初心者の方まで気軽にご参加頂いています。楽しい会なので毎回参加される方が多数います。1人で抱えがちなちょっとした悩みも皆で共有共感することにより、心が軽くなったりすると感じていますので、このような場はたまには必要かと思っています。
今回のことで日本のバレエ界も活動の場が無くなり、レッスン形態の見直しも余儀なくされています。それにより立場の弱いバレエピアニスト達は職を失う可能性も出てきています。そんな不安を抱えている方々とネット上ではなく直接お会いし、同じ空気を吸いながら楽しく何気ない会話をし、少しでも心の不安を取り除くことが出来たならと思っています。
詳しくは、(株)Forever Dance MusicのHPFacebookInstagram後藤幸子のFacebookなどをご覧ください。

Q5.ご自分を勇気付ける言葉、もしくは周りのバレエ関係者を勇気付ける言葉があればお書きください。
「forever」私のレッスンCDシリーズのタイトルです。芸術は永遠です。決して無くなることはありません。 走りたいときは走ればよい、疲れたならゆっくり歩けばよい、立ち止まることも大切な心の休養。そしてまた走りたくなったなら(走れる時が来たなら)思い切り走ってみるとよい。すると、あなたは感じることでしょう。心地よい風が、優しくそっと包み込んでくれる瞬間を。

株式会社Forever Dance Music 代表取締役・バレエピアニスト 後藤幸子
 

 
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赤い靴 > 後藤幸子&真家香代子インタビューページ https://akai-kutsu.com/html/page13.html


 

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