Dancer Ksenia Ovsyanik  from ベルリン

Ovsyanick

Q1.あなたは自分の時間が増えましたか?また、時間が増えた事により新しく始めた事や習慣になった事などはありますか?
面白ことに、自分の時間はあまり増えませんでした。新型コロナウイルス感染症による外出やイベントの自粛要請が発表された時、バレエの稽古を一時的に休止しなければいけないと分かった時は大変なショックでした。こういった状態の生活に慣れるまでにかなりの期間が経ちました。しかし、その後すぐ、この機会を活かして、どうしても何か新しいものを生み出し続けたい、という意欲に満ち溢れてきました。初めての遠隔プロジェクトの事例としては、自分のチームと一緒に『From Berlin with Love』という新しいビデオシリーズを各種 SNS で投稿できました。これこそ「千里の道も一歩なり」でした。複数のリクエストに応じて様々なビデオプロジェクトやオンラインクラスまたはワークショップなどを実施したりする他、メイナ・ギールグッド氏(Maina Gielgud) (75)と一緒に前からリハーサルしようと思っていたモーリス・ベジャール氏(Maurice Béjart)の作品をリハーサルしたり、マリア・イマニア氏(Maria Imania)と協力して最新ビデオクリップを作ったり、イツィク・ガリリ氏(Itzik Galili) (59)といくつかのドキュメンタリー映画に出たり、私の夫と一緒にやりはじめたオンラインアートギャラリ ーを運営したりなど、様々な事をしています。

Q2.外出自粛生活を通して、あなた自身が得た新しい発想やインスピレーションなどはありましたか?
はい、勿論、新しい発想やインスピレーションなどは多々ありましたが、これらは外出自粛生活よりも、むしろいつもの生活の中で新しいものを作り出す希望につなげられるものだと思います。現時点で舞台に出られなくなったのなら、舞台以外のプロジェクトの実施に集中すしよう、と思うようになりました。

Q3.外出自粛生活が終わったら、まず始めに何をしたいですか?
何よりもまた舞台に戻ってパフォーマンスをやりたいです。

Q4.今後の活動予定、もしくはトライしてみたい事やPR したい事があれば教えてください。
上記の『From Berlin with Love』以外は、『Quarantini』や、イマニア氏と一緒に作成した動画『Glanzen wie ein Star』もシェアしたいと思います。現在、作成中状態にある最新プロジェクトのうち、ガリリ氏との作品が本当に面白そうなプ ロ ジェクトの1つです。ファルハード・モハマディー氏によるドキュメンタリー映画『Together Alone』も間もなく公開されることを楽しみにしています。 バレエにあまり関係ないけれども、私の夫と一緒に自分らのオンライン展示会『Screen time is up』もやりはじめていて、私自身にとっては大事なステップになりました。








Q5.ご自分を勇気付ける言葉、もしくは周りのバレエ関係者を勇気付ける言葉があればお書きください。
まずは、ニュースを見ることを止めました。新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う外出自粛処置導入により大勢の人々が影響を受けていて、そのうちバレエ関係者の方々も少なくないのですね。バレエでは相手に触れることが不可欠なので、バレリーナという職業が近い将来にどうなるのか、などと言った事は私にとって最も気になる点であります。でも、今こそは、バレエも含めた「芸術」が人々を支える手段の1つであることを全世界に見せる機会となっているのではないか、と考えています。ですから、未来を信じれば道は開けるという認識を持って、インスピレーションや新しいものを生み出し続けることに集中することにしました。バレエ関係者勇気付ける言葉として、私のサポートやハグを感じてほしいです。頑張ってください。今日の自己改善の機会を活かして、バレエをやり 続けて、精一杯頑張ってください!

ベルリン国立バレエ団プリンシパル
GRISHKO ブランドアンバサダー
クセニア・オフシャニク Ksenia Ovsyanik

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ベルリン国立バレエ団 https://www.staatsballett-berlin.de/en/

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