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Intervie for Ballerina

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2018年8月。英国ロイヤル・バレエ団主要ダンサーにより上演されるガラ公演「ロイヤルエレガンスの夕べ2018」が開催される。赤い靴はこの公演のPRの為に来日した英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのラウラ・モレーラさん(以下敬称略)とダンスツアーズ代表のジャスティン・マイスナーさん(元英国ロイヤル・バレエ団ファースト・ソリスト)を取材し、公演の企画内容や制作過程を伺いました。
image ラウラ:今回は10名のダンサーがイギリスからやってきます。全員ロイヤル・バレエ団のダンサーです。メンバーは私(ラウラ・モレーラ)と、ローレン・カスバートソンワディム・ムンタギロフ高田茜平野亮一ヤスミン・ナグディマシュー・ボール、そして、亮一達と同時期に昇格したプリンシパルで、すでにバレエ団にとってコアな存在になりつつあるアレクサンダー・カンベル、ロイヤルで長年私のパートナーをしてくれていたリカルド・セルベラ、19歳の若手ダンサー、ジョゼフ・シセンズの予定です。ジョゼフは日本で踊るのは初めてですがロンドンでは大変な人気でタップダンスも踊りこなします。将来的に大スターになる可能性の高いダンサーです。プログラムの全てが決まった訳ではありませんが、アシュトン、マクミランはもちろん、クリストファー・ウィールドン、ウェイン・マクレガー、リアム・スカーレットの他、女性振付家のキャシー・マーストンなど英国を代表する振付家の作品に取組みます。この振付家のチョイスは、英国の中枢を感じて欲しいと言う、私達からのメッセージでもあります。 

ジャスティン:
私は英国ロイヤル・バレエ団退団後、日本のKバレエで2年間ダンサーとして仕事をしていて、それ以来何回も日本に来ています。日本や日本の観客をとても愛していますし、英国のバレエも愛しています。ですので、英国スタイルのバレエ文化をもっと紹介したく思いこの公演を企画しました。広い劇場ではなく、比較的小規模な劇場で開催し、ダンサーと観客の距離を縮めたいと思っています。ダンサー達もこのような雰囲気の感じられる空間で踊る事を楽しみにしています。小規模な劇場と大劇場では劇場内の雰囲気がまるで違います。ですので、いつもとはまったく違った体験になるのです。観客にとってもダンサーにとっても。
またさらに、私達はこの公演の為に日本の若手ダンサーを4~5名招いて、プロのダンサーと同じ舞台に立って頂く機会も設けます。その為のオーディションを5月下旬に実施します。選ばれた4~5名のダンサーはロイヤル・バレエ団の振付家により彼らの為に振り付けられた作品をプロのダンサーと一緒に踊ります。さらに、公演前の数日間は本公演に出演するダンサー達と一緒に稽古をしてもらいます。出演者はプロのダンサーのレッスンを肌で感じ、プロとはどういうものかを間近で学ぶ事が出来ます。これは将来のある若手ダンサーにとって非常に大きな経験になると思います。日本人ダンサーの起用は、彼らにプロになるためのビジョンを与えるためのものです。 日本人ダンサーの起用は、彼らにプロになるためのビジョンを与えるためのものです。2014年の公演の際に出演した日本の若手ダンサーは、この舞台がきっかけとなりプロになり、今はオーストラリアやルーマニアのバレエ団でプロとして頑張っています。
image ラウラ:ロイヤル・バレエ団全体が出演する大きな公演の場合は大きな劇場でないと、実現出来ないでしょうけど、我々は観客に対してもっと一体感を感じて欲しいと思っています。もっと近い距離感でパフォーマンスを感じて欲しいのです。さらに、この公演では一人のダンサーが2~3個の作品を踊ります。例えば茜の場合、『シルフィード』や、まだイギリスでしか上演されていないウェイン・マクレガーの『レイヴン・ ガール』等を踊る予定です。イギリスではとてもポピュラーだけれど、日本ではまだ広まっていない作品等も上演します。マシュー・ボール&ヤスミン・ナグディのような若手のダンサーにも活躍して貰います。大きな公演では経歴のあるプリンシパルしか踊る機会がありませんが、今回のような公演の場合は彼らを起用できます。振付家にしても同じです。日本の観客の皆様は新しいダンサーと新しい才能。そして新しい振付家を発見出来るでしょう。

赤い靴:実際の企画や交渉は大変ではないですか?
ラウラ:はい。とても大変です(笑)まずはダンサーですよね。ダンサーを選んで交渉し、その後、こちらで上演作品を決めています。ダンサーから作品のOKがでたら、次に振付家に交渉します。でも私達はとても恵まれていて、マクミランやアシュトン財団、リアム、ウィールドンはみんな「あなたを信用しているので大丈夫だ」と言ってくれます。そして、日本の若手ダンサーを育て公演に参加してもらうことも含め、その価値を理解してくれています。さらに私達は公演だけでなく、英国スタイルを広めるべく教育も行っております。ガラでも英国スタイルを広めるべく作品をチョイスし、英国の若手ダンサーをチョイスしているので、ケビン(ロイヤル・バレエ団芸術監督)やモニカ・メイスンも私達の活動をとても喜んでくれています。

ジャスティン:この公演はロイヤル・バレエ団の芸術監督からも認可を受け、サポートしてもらっているので、団のダンサーと契約できています。この許可が無いとロイヤル・バレエ団のダンサーを起用して公演は出来ません。また、このような公演はダンサーがロイヤル・バレエ団のとても深い部分にいて、その知識が充分にあるので実現できるのです。

ラウラ:
そうですね、ダンサーならではの深い知識があると思います。一人一人をよく知っているし、誰と誰が何を踊ったらすごいことになりそう!!と言ったアイディアが浮かぶのです。例えば、ワディムとローレンにはバランシン「ジュエルズ」のダイアモンドのパ・ド・ドゥ、もしくはアシュトンの「シルビア」などを踊ってもらおうかと思っています。私は彼らが踊ったらきっと良いであろう事を知っていますし、日本人の皆様に喜んでもらえると思います。マシューとヤスミンには「ロミオとジュリエット」を踊ってもらおうかと思っています。ウェイン・マクレガーの新しい「ロミオとジュリエット」です。日本人ははじめて観ると思います。ジョゼフと茜は恐らく「シルフィード」を踊ります。ジョゼフは若いですが、とても美しいダンサーです。足さばき、ジャンプ力も抜群!そして、茜は非常に軽い。なので、二人が揃うととても美しいと思うのです。
さらにジャスミンと亮一には「エリートシンコペーションズ」を踊ってもらいます。亮一がクラシックとコンテンポラリーを踊る姿、ジャスミンのセクシーな姿等♥あなたも私も発見していくのです。とてもエキサイティング!
(※上記の内容はあくまで企画段階の為、変更になる可能性もございます。)
image 赤い靴:他にも公演の特徴はありますか?
ラウラ:このような種類のガラ公演ではダンサーそれぞれがやりたい役を自分で決めて踊ることが多いのですが、この公演では私達が全ての演目を決めています。笑ったり、泣いたり、ドラマ性を感じたり・・・、クラシックだけでなく、モダンだけでもなく、まるで一つのストーリーのようです。

ジャスティン:
観客の皆さんと一緒に航海にでるようなイメージです

ラウラ:
みんな同じカンパニーなのでリレーションシップ、パートナーシップも高いです。私とジャスティンはすごい情熱をもってこの公演に取組んでいます。
普段ダンサーとして一つの役を与えて頂き、大きな舞台に立てる事にはとても感謝していますが、ジャスティンが企画してくれたこの舞台では1度の公演で自分の様々な面を披露する事ができます。さらに、舞台を作り上げる事を任せてもらえている事がとても嬉しく、感謝しています。「ラウラ・モレーラと仲間達」「ワディム・ムンタギロフと世界のダンサー」と言った種類の公演のようにではなく、全員で一つなのです。

ジャスティン:
一人だけの顔を見せるのではなく、グループとして、ひとつのバレエ芸術として見て欲しいと思っています。

赤い靴:講師活動もされていますか?
ラウラ:はい!今回はPRの為に来日しましたが、日本各地のスクールで教えもします。
RADという訳ではありませんが、イギリススタイルの教え方でロイヤル・バレエ団で培ったアシュトン、マクミランなどの演劇性あふれる作品の経験を元に教えていきたいと思っています。私はホワイトロッジの小学生の時、12歳で「白鳥の湖」に子役として出演し、リトルスワンをやりました。初めてプロのパフォーマンスを間近で見た時、そのエレガンスな動き、足の使い方、全ての人がストーリーを語りかけている程の演劇性に感銘を受け、今にいたります。その全てを信じているからこそ、ダンスツアーズを通してこれを教え、テクニックや芸術性を伝承していきたいと思っています。

赤い靴:ラウラさんとジャスティンさんはご夫婦なのですか?

ラウラ:はい。結婚して10年になります。
ジャスティン:ラウラの結婚指輪は日本で買いました。
ラウラ:2月が結婚記念日なのです。一緒に踊った事はないのですがね。私の踊りのパートナーはリカルドですが、リアルパートナー(実生活でのパートナー)は彼なのです(笑)。私達は一緒に働く事を楽しんでいます。

赤い靴:最後にちょっと種類の違う質問をさせて頂きます。好きなバレエ用品のメーカーなどはありますか?

ラウラ:ロイヤル・バレエ団内では有名な話しなのですが、私はダークカラーのレオタードを好んで着ます。そして、いつも長袖を着ています。そして背中やどこかには穴があいています。ロイヤルではみんな私の好みを知っています。でも殆どのダンサーは背中に穴のあるデザインのレオタードを着てますよ!私は殆どブラックのレオタードばかりを着ていますが、YUMIKOなども好きですよ。

赤い靴:赤い靴ではポルトガルのバレエメーカーであるBallet Rosaのレオタードを販売しているのですが、このメーカーのレオタードはお持ちですか?

ラウラ:まだ持っていません。でも、(新作のAMELIEの写真を見て)このレオタードはもの凄くいいですね!これで長袖だったら私にとってはパーフェクトよ!

赤い靴:トウシューズは何を履いていますか?

ラウラ:私が9歳のときからずっとフリード。フリードのQを履いています。ソフトで音の出ないトウシューズが好きなのです。だからフリードです。私は団内でも、(踊るときの)音が殆どないと有名です。

赤い靴:トウシューズはどれくらいの頻度で消費していますか?

ラウラ:これも有名な話しなのですが、私は殆ど消費しません。1足を何度も履いています。だいたい1ヶ月で3足程度です。足が強いのです。「くるみ」では新しいトウシューズをおろす事が多いです。その後、そのシューズをなんども履いて「ジゼル」の2幕などで使います。ロイヤルバレエにとっては安上がりな人材です。皆、それぞれのトウシューズボックスがあり、そこに大体100足くらい新しいシューズが入れられています。

赤い靴:バレエシューズについてはどうですか

ラウラ:私はつねにトウシューズを履いています。バーからずっとです。私が入団した頃、ヴィヴィアナ・デュランテもそうしていました。コンテンポラリー作品を踊るとき等はサンシャのバレエシューズを好んで使っています。でもトウシューズが一番好きなのです。

プロフィール

image ラウラ・モレーラ Laura Morera
英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル
マドリッド出身。1995年にバレエ団へ入団し、2007年、プリンシパルへ昇格。「シルビア」「オネーギン」「くるみ割り人形」「リーズの結婚」「マノン」「うたかたの恋」他多数作品に主演。

ジャスティン・マイスナー Justin Meissner
Dance Tours ディレクター
元英国ロイヤル・バレエ団シニアソリスト
オーストラリア出身。1992年にバレエ団へ入団し、1996年ソリストに、2001年にはシニアソリストに昇格。2002年日本のKバレエカンパニーに入団。退団後、ダンスツアーズのディレクターを務める。

公演概要

公演名:ロイヤルエレガンスの夕べ
期日:2018年8月30日(木)〜9月1日(土)
会場:めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲)チケット発売予定:2018年3月31日チケット発売開始
主催・問合せ: ダンスツアーズ
http://dancetours.jp/

※5/26(土)-27(日)には日本人若手ダンサーを対象とした出演者オーディションの開催も予定されています。
詳しい情報は主催者webサイトをご確認ください。
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